【社会に寄り添うメッセージを、8万回の共感へ。】北海道いのちの電話「生きててくれてありがとう。」
社会に寄り添うメッセージを、8万回の共感へ
北海道いのちの電話|ミュージックビデオ『生きててくれてありがとう』
本プロジェクトは、コロナ禍で急増する孤独と自殺に向き合い、北海道いのちの電話と共に制作されたドキュメンタリー型ミュージックビデオです。
楽曲には、北海道出身のアーティストナイトdeライトによる「生きててくれてありがとう」を起用。
ただ励ますのではなく、そっと隣に居る存在の大切さを、映像と音楽の両面から静かに届けました。
背景
2020年、コロナ禍により社会は大きな不安と孤独に包まれ、自殺者数が急増。「100回かけても繋がらない」という悲痛な声があふれる中、北海道いのちの電話から「受け手から、発信者へ」という想いを受け取り、ミュージックビデオの制作がスタートしました。
コンセプト
「隣に居させて」
「死にたい」「消えたい」と思う人に必要なのは、強い励ましではなく、変えようとせず、励まさず、ただ隣にそっと居る存在。映像を通して、その「静かな寄り添い」を可視化しました。
当事者だからこそ、つくれたもの
幼少期から虐待、差別、いじめを経験し、17歳で本気で自殺を考えた監督自身の体験から生まれた映像です。
一般の人には「情報が少ない」と思えるかもしれない。
でも本当に必要としている人たちにとっては、「これ以上は受け取れない」。
主人公が動かず、話さず、ただ存在することで、見る人が自己投影できる設計にしました。
生きる力が尽きかけた人たちに、そっと希望を届けるための映像です。




制作アプローチ
- 視覚的な負荷を最小限に: コントラストと彩度を弱め、情報量を抑えたやさしい映像表現。黒も100%ではなく90%に抑えました。
- ストーリー展開: 主人公は動かず、話さず、変わらない。ただ隣に、そっと誰かが現れ、寄り添う。
- 音楽と呼吸の共鳴: ナイトdeライト(平野、ヒロ)が呼吸を合わせて一発録りし、リアルな温度感を収録。
成果
- NHK全国放送特集『ただ生まれてきただけなのに』にて特集放送
- 北海道 NEWS WEB、Yahoo!ニュース、中日新聞、朝日新聞など複数メディア掲載
- 全国の小中学校にDVD配布
- YouTube再生数8万回突破(2025年時点)
- メディア記事シェア数2000〜3000件
- 子ども向け講演「SOZOW LIVE」出演・教育現場への展開
監督メッセージ
「死にたい」「消えたい」と思っているときに必要なのは、強い励ましではなく、ただ、隣に居てくれる人。
幼少期から虐待や差別を経験し、17歳で本気で自殺を考えた僕自身の体験から、この映像を届けたいと願いました。
この映像が、誰かにとって『そっと寄り添う存在』になることを信じています。
監督: Narita Jhonelic Manalo
制作クレジット
- 監督:Narita Jhonelic Manalo(ジョン)
- クリエイティブディレクター:土居 恵理也
- 撮影監督:冨山大輝
- 照明技師:尾形浩康
- 編集:冨山大輝
- 絵コンテ制作:小野田依子
- アシスタントディレクター:大谷佳祐
制作協力: 株式会社Life Crayon Style、竹内力也、101色の夢と101人の人生チーム
撮影地: リンカアソシエイツ株式会社 Linka2nd
関連リンク
